新・ことば事情
4951「情報相」
アルジェリアの人質事件でよく出てくるアルジェリアの
「サイード情報相」
ですが、この肩書の読み方は、
「ジョホーショー」
と読んでいます。日本の「大臣」の場合、表記は「外相」「法相」「財務相」のように、
「相(ショー)」
を使っても、読むときは、
「だいじん」
と読み替えています。また、ほとんどのテレビ局は
「首相」
と書くのに、
「そうりだいじん」
と読んでいます。(テレビ朝日とテレビ東京は、「総理」と書いてそのまま読む。「首相」という表記を、日本の総理大臣には使わない)
しかし、外国の場合は「外相」は「ガイショー」、「法相」は「ホーショー」、「財務相」は「ザイムショー」、「首相」は「シュショー」と、そのまま読んでいます。
そこで、このアルジェリアの「情報相」ですが、これは外国の「○○相」はそのまま、
「『○○ショー』と読む」
という原則に従っているようなのですが、そういうふうに読むと、
「『情報省』との区別がつきにくいのではないか?」
ということで、
「『ジョーホーダイジン』と読み替えないのか?」
という疑問が出ています。そのあたり、どうなんでしょうね?