新・ことば事情
4950「換装」
森本敏・前防衛大臣が「ミヤネ屋」に帰ってきた!
以前「ミヤネ屋」のコメンテーターを務めていて、去年6月に、民間人初の「防衛大臣」になられた森本敏さんが、コメンテーターとして「ミヤネ屋」に帰って来てくれました!おかえりなさい!
その森本さんをお迎えして「日本の国防」に関する特集の中の、防衛大臣時代の森本さんの発言に、
「オスプレイに10月初旬までに"換装"して(米海兵隊の)人道支援、災害救援能力が
格段に向上するのではないかと」
という言葉がありました。この、
「換装」
という言葉、私は初めて目にしました。
『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『広辞苑』『明鏡国語辞典』『三省堂国語辞典』『新明解国語辞典』には「換装」は載っていませんでした。
ネットの『デジタル大辞泉』には載っていました。(電子辞書には載っていなかったのに)それによると、
「かん‐そう 〔クワンサウ〕 【換装】」
[名](スル)部品や装備を、性能の異なる他の部品や装備に取り換えること。「パソコンのOSを―する」
とありました。今回使われた「換装」は、老朽化した輸送ヘリ「CH(シーエイチ)46」に換えて「オスプレイ」を配置する、ということです。
新しい言葉なのか?いや、「専門用語」として以前から使われていたようです。
グーグル検索(1月27日)では、
「換装」=465万件
でした。パソコン関係ではよく使われているようですが、「軍」や「自衛隊」の装備も「換装」なんですね。