新・ことば事情
4925「今か今かと」
2012年12月16日、衆議院選挙の関西地区の中継を見ていたら、うち[読売テレビ]の若手アナウンサーが、
「○○候補の事務所です。こちら会場のほうでは、支援者のみなさんが、○○候補が来るのを今か今かと待っているところです」
とコメントしたのですが、まず「会場」が引っかかりました。「宴会場」ではないんだから、やはりこれは、
「(選挙)事務所」
と言うべきでしょう。
それよりも気になったのは、「今か今かと」とアクセント。これがなんと、
「イ/マカイ\マカト」
とコンパウンドしていたのです!まるで、小学生漫才コンビの、
「ま/えだま\えだ」
のようでした。これはやはり、きっちりと、
「イ\マカ・イ\マカト」
と、2語に区切って読まないと、「待ちわびる気持ち」が伝わりません。
たぶん、こんな言葉を使ったことがないんだろうなあと思いながたら、ボキャブラリーを増やすことと、言葉のアクセントにもっと敏感にならないといけないなあ・・・「教育」というのは難しいものだなあと思ったのでした。