新・読書日記 2012_230
『談志が死んだ』(館川談四楼、新潮社:2012、12、15)
地下鉄の駅の近くの本屋で立ち読みしていたら目についた一冊。「談志」の弟子「談四楼」の手によるもの。そういえばこの人の落語の本、何冊か読んだことあったな。「談志が死んだ」っていうのは「回文」だな、「竹藪焼けた」「新聞紙」のようなもので、「談志」の戒名は「雲黒斎」(うんこくさい)で始まるものだが、もしかして「談志」も「死んだ」まで考えて回文になるように決めたのか?と思うぐらいぴったりの・・・。
で、立ち読みを始めて驚いた!談志が亡くなった際に「ミヤネ屋」で、談四楼さんを大阪のスタジオまでゲストでお呼びしていた!その時の模様がなんと20ページ以上にわたって克明に記されている!これは買うしかない!と思うレジに。さらに読んだ後、今度は「ミヤネ屋」のスタッフにもコピーしてバラまいた。「ここに書かれているの、オレです」と名乗り出てくる人もあり、みんな熱心に読んでいた。
何だろうねえ、こういう師匠と弟子の関係。すごく濃くて、中にはついて行けない人たち、落ちこぼれる人も出て来るけれども、それでもその後もつながって行く、。「ミヤネ屋」のスタッフにも通じるところがあるような気がしました。合掌・・・・。
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