新・読書日記 2012_229
『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』(金子哲雄、小学館:2012、11、22)
2012年もいろんな人が亡くなった。かなり年配の大御所から、
「え!まだ若いのに・・・」
という人まで。その中も特に「若くして死んだ有名人」として、41歳の若さで亡くなった「金子哲雄さん」の名前が挙げられるだろう。確かに以前に比べるとかなり痩せてはいたが、それでもちょうどいいぐらいの感じで「ダイエット中です」という言葉を信じていた。読売テレビの番組にも出演していただいていた。「ミヤネ屋」にも出てもらっていた。まさか、そんな病と闘っていたとは・・・。
そして、自分の葬儀までプロデュースするというサービス精神・プロ根性には頭が下がった。何もそこまでやらなくても・・・と思うぐらい、すごいことだ。「ミヤネ屋」でも、訃報と、この本の内容を取り上げさせてもらい、朗読をさせてもらった。
前から気になっていたのだが、金子さんがこうやってテレビで有名になる前に、たしか名刺交換をしたことがあると思っていた。昔の名刺入れを整理していたら・・・出て来た。2001年11月、確かに彼と会っていた。当時はまだ彼が30歳を少し出たくらいの時、京都の大学で私が講演をした後に、近付いて来られて自己紹介をされた、やっぱりあの人だったのだ。まだまだ、これからだったのに・・・残念です。合掌。
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