新・ことば事情
4909「文草題」
小学生の子どもが通っている塾の壁に、子供たちが「目標」を書いた紙が貼ってあります。この塾は小学生から高校生までが通っているので、幼い字から、そこそこ大人びた字までが混在しています。
その中の、中学生と思われる子供が書いた目標が目に留まりました。
「文草題をできるようになる」
そうか、頑張れよ・・・あれ?「文章題」の「章」の字が、よく見ると、
「草」
になってるぞ!まずそのあたりのアバウトな観察力を鍛えるために、「章」と「草」という漢字を100回ずつ書かなきゃいけないね、文章題に強くなるためには。
そう思ってほかの「目標」に目を移すと、今度は高校生らしき文字。
「予戦ブロック優勝して本戦にいく」
塾での目標のはずが、なぜか部活動(テニスかな)での目標が・・・あ、これもなんだか少しおかしい。
「予選」
と書くべきところが、
「予戦」
になっている!これもやはり注意力が足りないね。「予選」で取りこぼしをしてしまうぞ!いろいろと、頑張らなきゃいけないことが、みんなありそうです。「ゆとり」のせいなのかな?