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『道浦TIME』

新・ことば事情

4909「文草題」

 

小学生の子どもが通っている塾の壁に、子供たちが「目標」を書いた紙が貼ってあります。この塾は小学生から高校生までが通っているので、幼い字から、そこそこ大人びた字までが混在しています。

その中の、中学生と思われる子供が書いた目標が目に留まりました。

「文草題をできるようになる」

そうか、頑張れよ・・・あれ?「文章題」の「章」の字が、よく見ると、

「草」

になってるぞ!まずそのあたりのアバウトな観察力を鍛えるために、「章」と「草」という漢字を100回ずつ書かなきゃいけないね、文章題に強くなるためには。

そう思ってほかの「目標」に目を移すと、今度は高校生らしき文字。

「予戦ブロック優勝して本戦にいく」

塾での目標のはずが、なぜか部活動(テニスかな)での目標が・・・あ、これもなんだか少しおかしい。

「予選」

と書くべきところが、

「予戦」

になっている!これもやはり注意力が足りないね。「予選」で取りこぼしをしてしまうぞ!いろいろと、頑張らなきゃいけないことが、みんなありそうです。「ゆとり」のせいなのかな?

(2012、12、12)

2012年12月12日 23:34 | コメント (0)