Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

4908「先見の目」

 

「ミヤネ屋」の原稿とテロップのチェックをしていたら、

「彼は、先見の目があった」

という文章が。おや?なんだかおかしい。これは正しくは、

「先見の明」

ではないのか?辞書を引くと、やはりそうでした。しかし音だけで聞くと、

「先見の明」=「センケンノメイ」

「先見の目」=「センケンノメ」

で、特に「明(メイ)を「メー」と長音で発音していると、「目」と区別がつきにくい。

また、

「先を見る目」

というような意味合いでも、十分に通じる気もするので、こういった間違いをする人もいるのでしょうね。注意、注意!

こうやってミスの防止を呼び掛けるのは「先見の明」?

 

(2012、12、10)

2012年12月12日 22:33 | コメント (0)