新・ことば事情
4908「先見の目」
「ミヤネ屋」の原稿とテロップのチェックをしていたら、
「彼は、先見の目があった」
という文章が。おや?なんだかおかしい。これは正しくは、
「先見の明」
ではないのか?辞書を引くと、やはりそうでした。しかし音だけで聞くと、
「先見の明」=「センケンノメイ」
「先見の目」=「センケンノメ」
で、特に「明(メイ)を「メー」と長音で発音していると、「目」と区別がつきにくい。
また、
「先を見る目」
というような意味合いでも、十分に通じる気もするので、こういった間違いをする人もいるのでしょうね。注意、注意!
こうやってミスの防止を呼び掛けるのは「先見の明」?