新・読書日記 2012_220
『北斎~風景・美人・奇想~』
大阪市美術館で開かれていた「北斎展」に行った。その際に買い求めた図録。
「北斎」と言えば「富嶽三十六景」。その実物をたくさん見ることができて感激した!思ったよりは小さかったのにも驚いたが、とにかく作品数がべらぼうである。なんというバイタリティー。そして「北斎漫画」の構図の大胆さにまた驚いた。どう見ても手塚治虫である。現代である。スゴイ!の一言。構図の妙。大胆さと緻密さ。二次元から三次元へ、静から動への表現の工夫と技術が天才!感動の北斎展を手元に残すべく、購入しました。
大阪の展覧会は12月9日で終わってしまいましたが。
「謎かけ」を絵にしたものもあって、例えば、
「馬鹿とかけて五合徳利ととく。そのこころは?・・・一生、一升足らん」
「婆の繰り言とかけて、9月30日(みそか)ととく。その心は?・・・秋果てる。飽き果てる」
などもおもしろかったです。
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