新・ことば事情
4902「連獅子」
12月5日、歌舞伎役者の十八代目・中村勘三郎さんが亡くなりました。57歳の若さでした。残念です・・・。
さて、その勘三郎と、勘九郎・七之助の親子三人で「連獅子」を舞う様子が画面に流れていました。それを見ていて、
「そうか、連獅子の『子獅子』という文字は、『子』という文字で『獅』をサンドイッチにしてるんだなあ」
と思った時に思い出したのが、たしか小学校の時に両親から教わった言葉のクイズです。それは、
「子子子子子子 子子子子子子」
という「子」という漢字が12子・・・いや12個並んだ文字列の読み方、でした。当然わからなかったのですが、答えは、
「ねこのこ こねこ ししのこ こじし」(猫の子、子猫、獅子の子、子獅子)
というもの。「子」は「こ」とも読むけど「ね」とも読み「し」とも読む。それを組み合わせて読むと上記のようになるというクイズでした。もしかしたら、多湖輝さんの『頭の体操』に載っていたのかもしれませんが。きっと江戸時代から・・・もっと古くからある「なぞなぞ」なんでしょうね。