新・ことば事情
4893「西村と道浦」
「ミヤネ屋」のスタッフが、
「道浦さん、東京スタッフのIさんからお電話です!」
というので、Iさんか、珍しいなと思いながら、
「ハイ!道浦です!」
と出てみると、とっても恐縮した声で、
「あ・・・すみません、道浦さんでしたか・・・"西村さん"ってお願いしたんですが・・・」
とのこと。間違い電話だ。確かに「西村」と「道浦」、似てないこともない。
「西村」には、実は2通りのアクセントでの呼び方があって、
(1)ニ/シ\ムラ(中高)
(2)ニ/シムラ(平板)
がありますが、(1)の方だと「ミ/チ\ウラ」と似ています。となぜかというと、
「4つの母音が、すべて同じ」
なんですね。ローマ字でわかりやすく書いてみましょう。
「NISIMURA」
「MITI URA」
ねっ!
ということで、子音の発音をしっかりしないと聞き間違いやすい。
(2)のアクセントにすれば、間違いは防げますけどね。
同じような間違いの話を、「平成ことば事情3464市村と道浦」に書きましたので、そちらもお読みください。「市村さん」ともよく間違われるんです。