新・ことば事情
4884「参加のアクセント」
11月9日の午前、前原誠司国家戦略相がインタビューに答えている中で、
「TTPへ参加することは」
と話している中の「参加」のアクセントが、「頭高アクセント」の、
「サ\ンカ」
でした。「参加」の標準語のアクセントは、「平板アクセント」の
「サ/ンカ」
です。しかし政治家などによく見られるのですが、「平板」だと「アクセント」を置けないので「強調できない」ことから、「頭高アクセント」にして最初の音にアクセントを置いて強調するしゃべり方をすることがあります。
「防犯」「治療」「教育」「指導」「判決」
などの言葉が、
「政治家」「医者」「教育関係者」
等においては「頭高アクセント」で話されることが多いのです。
これについては、かなり長期間にわたって観察して、平成ことば事情2049「防犯・判決・支援のアクセント」に書きましたので、併せてお読みください。