新・読書日記 2012_184
『フリーター家を買う』(有川浩、幻冬舎文庫:2012、8、24)
単行本は2009年8月に出ていて、その後、ドラマ化もされているが、なんとなく手が出なかった一冊。文庫化を気に、買って読んでみた。思っていたような話と違った!
就職できたものの、社風になじめず、すぐに会社をやめて、フリーター生活をのんべんだらりんと送っていたダメダメな主人公の男性が、母親の病気(重篤なうつ病)を機に、「家族」について、「生きる」ことについて、「働く」ことについて、「命」について、「愛」について考えていく成長物語。なんだ、面白いじゃないか。タイトルからは、中身が想像できなかったが、確かにタイトルどおりのお話だ!
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