新・ことば事情
4853「お釣りの数え方」
コンビニで「300円」の雑誌を買って「1万円札」を出しました。店員の若い男性が、お釣りをくれる時のこと。
「それでは大きい方から、千、2千、3干、4千、9千円のお返しです」
と、なぜか「最後に5千円札」を出してきました。
なんか「4千」のあとに、とんでとんで急に「9千円」と言われたときに、「ガクッ」と、吉本新喜劇のギャグのあとの反応のような気分になりました。ふざけられているような。
これって、普通はまず「五千円札」を出して(数えて)、
「5千(円)、6千、7千、8千、9千円のお返しです」
と言うのではないでしょうか?その方がわかりやすいと思うのは私だけなのでしょうか?そもそもコンビニのアルバイト店員の教育の際に、そういった「お釣りの数え方の研修」は、やらないのかなあ?4千円から9千円に急に数字が飛ぶので思い出したのは、落語の、
「時そば」
です。途中で、
「いま何時?」
と聞かれていたら、誤魔化されるところでした。
「いま何時?」「そうね、大体ね」
は、サザンオールスターズですが、お釣りはそれじゃあ、いけません!