新・読書日記 2012_160
『TPP亡国論』(中野剛志、集英社新書:2011、3、22第1刷・2011、11、16第8刷)
TPPについては勉強不足で、なんとなく「やっぱり『バスに乗り遅れるな』じゃないけど、国際的な流れについていかないといけないんじゃないの」と感じていたが、少しずつ勉強するにつれて「これのメリットとデメリットを考えると、何が何でも参加というのはおかしいのでは?」と思い始めていた。この中野剛志という人は、会ったことも話したこともないが、写真の印象で(結局「第一印象」かよ!)どうだかな・・・と。
ところが!「2012読書日記159」などでも書いた、今年2月に亡くなった大学の恩師・河原宏亜先生の本の「献辞」というか「あとがき」と言うか、そこに「中野剛志」さんが文章を書いていたので、急に親しみを覚えて「読んでみるか」となりました。結局、そんなものなのかもしれないな、どんな本を読むのかということも。帯に写真を載せるのも善し悪しですね。こないだ読んだ本は、新聞の書評で読んで注文して、本屋さんから届いた時から紙のカバーが掛かっていたので「著者の写真」はわからなかったんだけど、読み終わって紙のカバーを外したら「え!こんなヤツだったの?書いていたのは」と思ったことがあったもんね・・・。あ、全然、この本の内容がわかりませんなあ、これでは。
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