新・読書日記 2012_164
『別冊宝島・大人の10人中9人が間違ってつかう日本語ドリル1000』(関根健一、宝島社:2012、10、21)
用語懇談会でご一緒させていただいている、読売新聞の用語幹事・関根さんの最新刊。ご寄贈いただきました。ありがとうございます。
サブタイトルが「正しく美しい日本語・漢字・警護が身に付く本!」であるが、そのサブタイにウソはないと思う。よくこんなにコンパクトに、これだけの広い範囲を網羅したなと。取り上げているものは、よく使うけれども(本当に)10人中9人が間違って使っていそうで、死角・盲点を突くような言葉の数々。かなりレベルは高いと思う。でも関根さんは「言葉は変わるものだ」と冒頭でおっしゃっている。その通り。でも、それに身をゆだねてしまったままで何も考えなくていいの?と我々の"良識"に訴えかけてくる。勉強になる一冊。
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