新・ことば事情
4535「準強姦のアクセント」
柔道五輪2大会連続金メダリストの内柴正人被告が問われている罪、
「準強姦」
のアクセントは、
「ジュ/ンゴ\ーカン」(中高アクセント)
か?それとも、
「ジュ\ン・ゴ/ーカン」(2語)
か?「強姦」の意味をしっかり解らせるためには、「2語」で、
「ジュ\ン・ゴ/ーカン」(2語)
だと思いますが、もう「準強姦」と言う言葉が一般になじんでいるということに案ればコンパウンド下「中高アクセント」の、
「ジュ/ンゴ\ーカン」(中高アクセント)
もあり得ます。わたしは、「強姦」の意味をきっちりと伝えるために、分けて読む「2語意識」の、
「ジュ\ン・ゴ/ーカン」(2語)
が良いと思いますが、一応、「準○○」の3文字以上の単語と、「準」とほぼ同じ意味の「准」の3文字以上の単語を「広辞苑」から引っ張ってきました。
「準強姦、準決勝、準安定、準委任、準学士、準漢籍、準起訴、準共有、
準禁治産者、準結晶、準現行犯、準抗告、準強盗、準静的、準世帯、準全損、準占有、準体言、準体助詞、准長石、準問屋(といや)、準文書(ぶんしょ)準平原、準防火地区、準名人、準惑星」
「准看護師、准官吏、准教授、准国持、准国主(こくしゅ)、准三后(さんごう)→じゅさんごう、准士官、准大臣、准門跡」
うーん、こうやって見ると、観たこともない言葉もありますが、結構「中高・コンパウンドのアクセント」の、
「ジュ/ン○\○○」
のパターンのものも、多い気がしますね。
でも各社のアナウンサーの読みを聞いていたら、また法律の専門家のアクセントを聞いていても、2語に分ける、
「ジュ\ン・ゴ/ーカン」
がほとんどのように思えました。(私が耳にした範囲ですがね)