新・ことば事情
4833「アコギ」
町山智浩『キャプテンアメリカはなぜ死んだか~超大国の悪夢と夢』(文春文庫)を読んでいたら、
「アコギ」
という言葉が出てきました。漢字で書くと、
「阿漕」
なのか?と思ったらどうやら様子が違います。(「阿漕」はもともと三重県の地名だそうですね。)この本の中での使われ方は、
「アコギ一本で男が歌っている。フォーク・ブルースのようだがコードもスケールもない。」
つまりこの「アコギ」は、
「アコースティックギターの略」
なんですね。アクセントは、おそらく「平板アクセント」で、
「ア/コギ」
なんでしょう。聞いたことがあるようなないような。この略語、私は使ったことはありません。(ギターを)弾いたことはありますが。
「アコギ一本で商売しようなんて、アコギな奴だな」
なんてね。Google検索(9月11日)では、
「アコギ」= 1090万0000件
「アコギ一本」=33万8000件
「アコギ、アコースティックギター」=177万件
でした。