新・ことば事情
4824「ロンドンオリンピックの開会式」
まだ、この夏の思い出の余韻として残っている「ロンドン・オリンピック」。数々の競技の奮闘ぶりもさることながら、やはり「開会式」が印象深かったです。ポール・マッカートニーが「ヘイ・ジュード」を歌ったり、ミスター・ビーンが出てきたり、イギリスには世界的に有名な人たちが、たくさんいるんだなあ、と改めて。
で、注目されていた聖火リレーの「最終ランナー」ですが、みんなが知っている有名人ではなくて、
「無名の(?)若いアスリート7人」
が登場しました。若者が最終ランナーを務めるのは「未来へスポーツの火をつなぐ」という意味があるのでしょうが、なぜ「7人」だったのか?
これは「7」という数字の持つ意味が関係するのではないでしょうか?たとえば、英国は歴史的にみると、
「七つの海を治めた大英帝国」
でありますし、「七つの大陸」「一週間は七日」「色は七色」(=色を7つに分けたのは、イギリスのアイザック・ニュートン)「ラッキーセブン」などなど。
あ、そうだ開会式に登場したのも、
「007」
でしたね。「ラッキーセブン」で、「7」には縁起のいい数字ということもあるんでしょうね。そんなことを考えながら、開会式を見ました。