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『サッカー「海外組」の値打ち』(小宮良之、中公新書ラクレ:2012、5、10)
著者はスペイン・バルセロナを拠点に取材を続けるサッカー・ャーナリスト。タイトルから、海外組に否定的な本かと思ったら、違った。
我々がよく知っている日本代表になっているような海外組の話もあるが、それよりも、名前も知らない、それでも中南米からヨーローッパに渡ったりしている日本人の話が、大変興味深かった。また、やはりイスラムの国の選手は、ラマダン(断食)の時期の昼間の試合では、食べてないからスタミナがないという話も「やっぱりな!」と思った。この間のロンドン五輪で日本と戦ったエジプト代表も、もしかしたらそうだったのかも・・・と思った。