新・ことば事情
4816「じゃぶじゃぶ池」
森若アナウンサーのブログ(8月16日付)を読んでいたら、
「じゃぶじゃぶ池」
という言葉が目に入りました。略して、
「じゃぶ池」
とも言うそうです。大阪・船場の「丼(どぶ)池」商店街は知っていましたが、「じゃぶ池」は初めて目にした言葉です。森若アナウンサーによると、
「東京に住んでいる甥っ子たちは普通に使っている言葉で、区の公園などにある、幼児向けの浅い池・水遊び施設のこと」
だそうです。森若アナウンサーは、甥っ子が「じゃぶ池」で遊ぶようになってから初めて知った言葉だそうですが、少なくとも東京では一般的なようで、ちゃんと利用時間も決まっていて、監視員の方がいる所もあるそうです。森若アナは、
「東京の"ママ・ブロガー"の間では普通の言葉のようですが、これは全国共通の単語なのでしょうか!?(ママ・ブロガー"も私には新鮮な言葉でした)」
と疑問を呈しています。
私もGoogle検索(8月21日)したら、なんと、
「じゃぶじゃぶ池」=22万6000件
も出てきました。その中で東京都足立区のサイトによると、
「じゃぶじゃぶ池とは、オムツが取れた就学前の子が、遊びながら水に親しめるように整備された無料の施設です。オープン中は、安全・安心に遊べるよう、毎日水を入替え、週に一回はじゃぶじゃぶ池をお休みして、施設点検等を実施します。」
とありました。最近のはやりなのですかね?ちなみに通称(略称)の方は、
「じゃぶ池」=9210件
でした。あまり関西では聞いたことがない気がするのですが、ネットでみると、京都などにもあるようです。
夏の暑い時期は、子どもたちに安全に水遊びをさせられるそういった環境があるのは、親にとってもありがたいものですが、少し過保護な気がしないでもありません。でも都会では、安心して子供たちに水遊びをさせられる場所がなくなっているからこそ、こういったものが出て来たのでしょうね・・・。