新・読書日記 2012_132
『テレビの日本語』(加藤昌男、岩波新書:2012、7、20)
これはまさに、私が書かなければいけない本のタイトルだ!・・・と、本屋で見かけたときに思って、即購入。一晩で読んだ。
著者は元NHKアナウンサー。1943年生まれということなので、アナウンサーの大先輩だ。
本書の中の「時代を映す言葉」や「テレビの言葉はこう作られる」などは、テレビの内側にいる我々にとっては「研修の教科書」のような感じだが、一般の方には新鮮に感じる内容が多いのではないか?また、東日本大震災を受けての「災害の報道の言葉」も勉強になる。42ページから46ページぐらいまでの、テレビがいかに饒舌になったか、早口になったかを数字で示しているあたりのデータは、大変参考になった。
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