新・ことば事情
4806「田中克彦の『克』」
先日、言語学者の、
「田中克彦」
先生の本をリビングで読んでいたら、小2の娘がやってきて、
「たなか かつひこ」
と読めたので、ビックリしました。「田中」はまあ、小学2年生が読めても不思議はないです。また、私の名前が「俊彦」と「彦」が付くので、「彦」も読めてもそれほど不思議はない。しかし、
「克」
の字は、小学2年生では読めないのでは?と思ったので、
「なんで『克』が読めたの?」
と聞くと、なんと、
「高橋克也容疑者の『克』やろ」
と答えるではないですか!そこで
「『高橋克也容疑者』って、何の人か知ってる?」
と聞くと、
「オウムやろ」
と答えます。まさか・・・と思って、
「・・・オウムって?」
と聞くと、
「しらん」
さすがに、これは答えられませんでした。
それにしても、小学校低学年の子供は見ていないようでも、流れているニュースをこれだけ覚えてしまうのですね。ビックリしました。