新・読書日記 2012_154
『ラジオのこころ』(小沢昭一、文春新書:2012、8、20)
関口宏さんの「テレビ」に関するエッセイを読むのと並行して、この小沢昭一さんの「ラジオ」番組をそのまま文字化した一冊も。テレビとラジオの違い、やはりラジオの方が細かく描写しているなあという感じ。きっちり構成して。40年も続く番組を、実は私は聴いたことがない。ごめんなさい。「○○のこころだあ!」という最後の決め言葉の意味は何だろうあ?と。「ココロの親分」というのが赤塚マンガのキャラクターにいたけど、あれの元祖は小沢さんなの?AKBやTTPなど最新の話題をまな板に載せて捌いていく、架空の宮坂さんが活躍する、創造力と話術の世界なんだなあ、と。ラジオにCGはいらないもんね。でもCG並みの話を、自分の頭の中だけで作れます、タダで。あ、タダではありませんが。
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