新・読書日記 2012_147
『ボックス!上』(百田尚樹、太田出版:2010、3、31第1刷)
文庫本。単行本はもっと前に出ている。「永遠の0」の百田さんの本で、存在は知っていたが、タイトルの「ボックス」の意味は知らなかった。ボクシングで2人の選手が戦う際にレフェリーが「ファイト!」と試合再開を告げるが、アマチュア・ボクシングでは「ボックス!」(ボクシングしろ=戦え)と言うそうだ。最近はプロボクシングでも「ファイト」よりも「ボックス」と言うようになって来ているらしい。ということで、大阪の高校アマチュアボクシングを題材にした青春物。友情、スポーツ、淡い恋、死、夢・・全部詰まっています。上下2巻、夢中になって読みましたよ。お盆に、中学時代の同級生と一緒に飲んだ時に「これ、絶対ええで!これ、読んでたから、ロンドン五輪のボクシング、見ててようわかったもん」と勧められた本です。
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