新・ことば事情
4797「東西南北のアクセント」
「東西南北」
をそれぞれ単独で言うとき、「方角」であれば、
「ヒ/ガシ」
「ニ/シ」
「ミ/ナミ」
「キ/タ」
と、(標準語・共通語の場合)アクセントはすべて「平板アクセント」なのですが、これが、「人名」(おもに名字)だと、
「ヒ\ガシ」
「ニ\シ」
「ミ\ナミ」
「キ\タ」
と、全部「頭高アクセント」になるのは、なぜなんでしょうか??
ロンドン五輪男子サッカーの「東選手」を見ていて思いました。
ちなみにこれが「地名」になると、大阪の「ミナミ」「キタ」のように、「人名」と同じく「頭高アクセント」だと思うのですが、「ヒガシ」「ニシ」になると、「地名」と「方角」の中間だからか、まだ「地名」としてよりも単なる「方角」という意識の方が強いからか、「平板」の方が強いように思います。
不思議ですねえ。