新・ことば事情
4796「『もっと』『ずっと』の『っ』」
「もっと」「ずっと」
と言った場合の小さい「っ」は、いったい何なのかが気になりました。たとえば、
「めっちゃ」
という場合の小さい「っ」は、「めちゃ」の
「強調」
の意味を表しますが、それと同じようなものなのでしょうか?それとも、
「単に語調を整えるもの」
なのでしょうか?あ、同じようなものに、
「きっと」
がありますね。うーん...と考えて、そうか、
「語尾の『と』」
が「状態を表す接尾語」と考えれば、これらの言葉の「幹」となるべきところは、
「も」「ず」「き」
となる。それらの持つ意味は、
「『も』は『さらに』」
「『ず』は『時間・量を凌駕して』」
「『き』は『間違いなく』」
というような意味を表しているのではないか?と考えました。
そうすると小さい「っ」は、「強調」と「語調を整える」の両方の働きをしているように思えますが、いかがでしょうか?