新・ことば事情
4762「173年ぶり」
5月21日、首都圏ではなんと173年ぶりに「金環日食」が見られるということで、当日まで3週間を切って盛り上がってきました。
「ミヤネ屋」でもこの「金環日食」の特集を5月1日に放送しました。その際にふと、疑問に思ったのは、
「173年前って、江戸時代だけど、どんな時代だったのだろう?」
ということ。そこで、その頃の「年号」を調べることにしました。1800年ぐらいから「明治」まで。
1789-1801 寛政
1801- 04 享和
04- 18 文化
18- 30 文政
30- 44 天保
44- 48 弘化
48- 54 嘉永
54- 60 安政
60― 61 万延
61- 64 文久
64- 65 元治
65- 68 慶応
68-1912 明治
聞いたことがある元号も有れば聞いたことがないのもありますね。でも1801年の「享和」から1868年の「明治」までの67年で元号は「13」ありますから、一つの元号は意外なほど短い。平均5年ほどしかないのですね。文化・文政・天保は3つ合わせて40年ですが、その後はかなり短い期間にころころと変わっている。1840年代後半からの20年で江戸幕府が解体されて明治維新を迎える。ただ、明治政府が整うのも明治15年ぐらいですから、この間、35年ぐらいは時代が変わるのにドタバタしていたわけです。
173年後は、もちろん私たちは生きていないわけですが、私たちの子孫は、どのような時代を過ごしているのでしょうか?