新・読書日記 2012_103
『庶民は知らないデフレの真実』(森永卓郎、角川SSC新書 :2012、3、10)
ちょっと面白い試み。最初は「え?」と思うが、だんだん、森永さんのスタンスが分かってくる。これ以上、種明かしは出来ないけど。ま、読んでみてください。
興味深い主張としては、復興国債を50兆円売り出して日銀が全部引き受ける。「そんなことしてハイパーインフレになるのでは?」との疑問には、「アメリカもやったが、インフレにならなかった」と。そして福島県に首都機能を移転させる。それによって30兆円ぐらい使う、と。なんだか規模の大きな話だけど、これだけ動かない政治・経済を目の当たりにしていて、スペインへの融資が10兆円というニュースを見ると、「そのぐらいやらないといかんのかな・・・」という気になってくる。
森永さんは3億円、預金があるそうです。(書くかな、そんなこと、フツウ・・・。)
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