新・読書日記 2012_099
『非常事態の中の愉しみ』(小林信彦、文藝春秋:2012、5、10)
昨年(2011年)、『週刊文春』に連載した著者のコラムをまとめたもの。毎号、欠かさず楽しみに読んでいた、はずなのに、こうやってまとめて読むと覚えていないものもあった。読んでなかったのか、読んだのに忘れたのか、どちらか分からないが・・・。
「東日本大震災」後の著者の生き方・考え方が、きっちりと記録されていて、記録としても読める。
「大新聞」「大メディア」嫌いの著者は、現在を「戦前」に似ていると。「大本営発表」だと。そうならないように努力しているのに、そう感じられるのは、やはりそういう面があると言わざるを得ないのだろう。反省。
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