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『道浦TIME』

新・ことば事情

4704「『女医』が消えた」

 

平成ことば事情73「女子行員」の「追記2」で、地下鉄のホームで、

「大阪肛門病院(女医・佐々木みのり、院長・佐々木巌)~女性のための診察時間あり」

というように、

 

「女医・佐々木みのり」

 

が赤い字で書かれた広告を見かけたと記したのは、2004年2月6日でした。

あれから7年の歳月が流れ、先日、大阪の地下鉄・堺筋線の北浜駅でふと目に入った、同じ病院の広告は、

 

「女性医師による女性のための診察時間をもうけております」

 

大阪肛門診療所。あれ?「病院」じゃなくて、もともと「診療所」だったのか?それとも、規模が小さくなったか?

いずれにせよ、「女医」という表現が消え、

「女性医師」

になっていました。この7年の時の流れは「女医」という言葉を流し去ったようです・・・。

 

(2012、4、30)

2012年5月 2日 11:10 | コメント (0)