新・ことば事情
4699「信号機はえらいね」
雨の日、小学2年生の娘と傘をさして横断歩道を渡ったときのこと、娘がこう言いました。
「信号機はえらいね」
「え?なんで?」
と問うと、
「雨でも傘もささずに立っているもん」
うーん、小学校の低学年は「詩人」だなあ!!
でも、信号も電気のところに「傘」というか「ひさし」があるけどね。あれは、
「笠」
かな?
あ、しかし最近は、信号の上の「ひさし」がなくなっているのでは?
というのも「LED信号機」が普及したから、「ひさし」で「信号部分」を陰にしなくても視認性が高くて信号の色がわかるから、もう「ひさし」はないのでは?
そう思ってその後ちょっと注意して信号機を見ましたが、「LED」の信号でも、やっぱり「ひさし」は付いていました。「明るさ」のためだけではなくてやはり「笠」(傘)として、雨や雪から信号の電気を守る役目があるのかな?
子どもの「詩人の言葉」から、実際的な「信号の形態」に目が向いた出来事でした。