新・ことば事情
4697「救急車のサイレンのリズム」
朝、出勤前に見かけた救急車。
「ピーポー、ピーポー」
とサイレンを鳴らしていました。その音は「ドレミ」で言えば、
「シーソー、シーソー」
で、音をアルファベットで示すと「シ」は「H」、「ソ」は「G」。これをドイツ語で言えば、
「ハーゲー、ハーゲー」
であると母に教わったのは高校生のときだったと思います。どんな母親だ!
それはさておき、その「ハーゲー」ではなく「ピーポー」ですが、これまでは、「ピー」「ポー」がそれぞれ「四分音符」で、「ピーポーピーポー」は、
「4分の4拍子」
だと思っていました。けさはなぜかそれを細かく区切って聞いて、「ピー」の中身を、
「8分音符3つの3拍子(8分の6拍子)」
でもいけるし、
「16分音符4つで割って」
も振れる(歌える)ということに急に気付きました。午前8時45分頃のことです。
そうなると疑問は、
「音(楽)が何拍子かということは、どうやって決めているのか?」
ということ。ビートを感じながらも歌えるし、ワルツを感じながらも歌える、マーチでもいける。おんなじ曲でもいろんなリズムを内包しているのだなあと改めて感じたのでした。