新・ことば事情
4689「しゃぶしゃぶ」
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(石井好子、河出文庫:2011、7、20第1版・2011、7、30第2版)の71ページに。
「大阪には、『しゃぶしゃぶ』というなべ料理がある。(最近では東京にも出現した)」
という一文がありました。この本の初版は1963年(昭和38年)です。
「え!その頃までは東京では『しゃぶしゃぶ』は知られていなかったの!?」
とびっくりしました。確かに昔は、あまり家庭料理で食べるものではなかった気がします。と言うより、私が「しゃぶしゃぶ」を初めて食べたのは、会社に入ってからですから、20数年前です。「すきやき」は家で食べたことがありましたが。
しかも「しゃぶしゃぶ」は関西発祥だったのか!「うどんすき」が「大阪の美美卯」発祥というのは知っていましたが、「しゃぶしゃぶ」も関西か。そう言われれば、なんとなく関西っぽいなあ、その擬音が。
しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ!