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『道浦TIME』

新・ことば事情

4679「駅弁当」

 

『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(石井好子、河出文庫:20117201版・20117302版)6061ページに、

「私は駅弁当を気にしているから、まずい駅弁当を買ってしまった時は、何かだまされたみたいにくやしい。」

「日本の駅弁当は楽しく、また変化に富んでいるけれど」

というように「駅弁」ではなくて、

「駅弁当」

という表記が出てきました。単行本は1963年(昭和38年)3に「暮しの手帖社」から出ています。当時はまだ「駅弁」という言葉が定着していなかった?いや、そんなこともないだろうと思うのだけど、私はまだ2歳ですので、確かな記憶はありません。

当時のことをご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください!

ちなみにGoogle検索では(410日)

「駅弁」 =10900000

「駅弁当」=  34600

でしたが、「広島駅弁当株式会社」のような文字列の中の「駅弁当」という漢字がヒットしたものが多いようです。そんな中で、

「駅弁当 日本の味博覧 2011春バージョン」

というサイトは、「駅弁当」をちゃんとそのまま使っていました。

 

(2012、4、10)

2012年4月10日 23:29 | コメント (0)