新・読書日記 2012_051
『大往生したけりゃ医療とかかわるな~「自然死」のすすめ』(中村仁一、幻冬舎新書:2012、1、30第1刷・2012、2、11第3刷)
知らない間に大ベストセラーになっているようだ。宮根さんも読んでおもしろかったと言っていた。
この先生の言うとおりなら、「がん」の治療などしないほうがいいのか?でも半分は納得しつつも、半分は「マユツバ」の部分もある「QOL」を高めるために不要な(?)がん治療は拒否するというのは分かるが、何をもって「不要」と言えるのか?人、それぞれである。「死ぬこと」は「生きること」を考えることだというのはここでも出てくるような気がする。生前に「棺おけ」に入ってみるというのは、確かに「生き方」を考えるひとつの手段かも知れない。「メメント・モリ」(死を思え)であろう。でも「ダンボールの棺おけ」って、結構いいお値段するのね。置いておくところがないわ。毎日その中で寝ていたら、「ドラキュラ」みたいだし・・・。
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