新・読書日記 2012_049
『死ぬことを学ぶ』(福田和也、新潮新書:2011、2、20)
この人、私と1歳しか違わない同世代なのだけど、ずっと年上のように思えてしまいます。風貌も何もかも。「老成」という言葉がお似合いです。
話し言葉口調で書かれた本書は著者の深い知識を余すところなく披露している。それにしても「死者の置き土産」の「墓」を回る趣味かあ・・・なるほどなあ。
折口信夫が「コカイン中毒」とともに「男色」も有名だったとはシリませんでした。「コカイン中毒」と言えば「シャーロック・ホームズ」か。「コカイン」、昔は今のような存在ではなかったのかなあ。折口信夫と羽咋の関係も知りませんでした。本当に「羽咋」で知っていることと言えば「UFO」ぐらいのもので。勉強になりました。
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