新・読書日記 2012_057
『他諺の空似~ことわざ人類学』(米原万里、光文社:2006、8、30)
米原万里さん、2006、5、25死去。もう6年も経つのか。死後3か月で出た本書、「積ん読」になっていたものを、ようやくよんだ。帯には「"世界はことわざで連帯する"米原ワールド炸裂!遺作、待望の刊行」と書かれている。たしかに炸裂している。各国の諺が、改行されずに載っているのが読みにくい。もう少し、見せ方(読ませ方)を工夫すればもっと読みやすいのに・・・。そこが残念。
各章冒頭のアネクドートは、やや下ネタ系が多くひねりも利いているが、おもしろい。
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