新・ことば事情
4656「リハビリ」
『大往生したけりゃ医療とかかわるな~「自然死」のすすめ』(中村仁一、幻冬舎新書:2012、1、30第1刷・2012、2、11第3刷)という本を読んでいたら、
「リハビリテーション」
の語源について、
「リ(再び)」「ハビリス(人間にふさわしい)」「エーション(状態にする)」
と書かれていました。
それまで「リハビリ」という言葉に何万回と触れていながら、「リハビリ」の「リ」が「再び」の意味の「リ」であることを意識したことは、ただの一度もありませんでした。
びっくりしました。
そういえば、「ハビリス」に関しては、「住む」「住居」「住人」という意味の、
「ハビテーション(habitation)」「ハビタンス(habitance)」
は知っていたのですが、「リハビリ」の「ハビリ」と結びつきませんでした。
これ、英語で見ていたら気付いたかもしれないですけど、カタカナ語(外来語)だと、まったく想像が働かないものですね。ビックリしました。