新・読書日記 2012_037
『酔客万来~集団的押し掛けインタビュー』(酒とつまみ編集部編、ちくま文庫:2012、2、10)
中島らも、井崎脩五郎、蝶野正洋、みうらじゅん、高田渡への「酒とつまみ編集部」(そんな雑誌があるんだ!)によるインタビュー。最初の中島らもの酒をのみながらのインタビューを、朝、通勤電車で読み始めて、「あ、これはあかん、朝に電車の中で読む本とちゃう!」と。
みうらじゅんが抜群におもしろかった!中島らもと根本は同じです表現形が違う。陰と陽。高田渡もなかなかふざけたオヤジだ。
こんなふざけた雑誌のインタビューに答えるほうも答えるほうだし、その単行本を文庫化するちくま文庫もちくま文庫だ。さらに言えば、そんな本を買うほうも買うほうだし、最後まできっちり読むやつも読む奴だ。たぶん、良識ある女の人は、こんな本を読まないと思う。この本のおもしろさがわからない男は、つまらない男だと思う。まあ、私の趣味の範囲での判断ですが。こういった人たちと一緒に飲んでみたいかというと...正直、ちょっと躊躇しますが。
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