新・読書日記 2012_033
『漢字の現在~リアルな文字生活と日本語』(笹原宏之、三省堂:2011、9、10)
現在の漢字研究の若手の第一人者と言える笹原氏の新著。といっても、出てからもう半年近くたってはいるが、出てすぐに購入して「積んどく」になっていたのを、ようやく読み終えました。
日々、字幕スーパーと格闘している身としては、タイトルの『漢字の現在~リアルな文字生活と日本語』は、「そのまま」仕事上、最も興味のある出来事である。
もともとそういう傾向はあったものの、ケータイメールの普及によってより進んだ「話し言葉の文字化」による「書き言葉」の崩壊の問題などもあり、興味深く読んだ。
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