新・ことば事情
4614「ボディガード」
2月13日の「ミヤネ屋」で、ホイットニー・ヒューストン急死のニュースをお伝えしました。彼女の出世作となった映画の邦題は、
「ボディガード」
です。見ましたねえ・・・思い出します、いろいろと・・・。
さて、このカタカナ表記ですが、
「ボディー」
とは伸ばさずに
「ボディ」
と短いのです。2月13日の各紙夕刊は、読売・朝日・毎日・日経は、短い、
「ボディガード」
でしたが、産経だけがなぜか、
「ボディーガード」
と伸ばしていました。毎日新聞は、ホテルの浴室でヒューストンさんが倒れているのを発見した人は、
「ボディーガード」
と伸ばし、出演作は、
「ボディガード」
と使い分けていました。
『新聞用語集2007年版』の外来語の表記によると、
「ボディーガード」
は「伸ばす」ことになっていますが、
「固有名詞の表記は別」
なので、本当は映画のタイトルは「伸ばさない」はずなんですが・・・。
ま、いいか。誰も気付きませんよね、そんなこと。
それよりも、48歳の若さで亡くなった彼女の才能、残された娘さんの悲しみに思いをはせます・・・合掌。