新・ことば事情
4602「風があると光は揺れるのか?」
先日、マンションの部屋から夜景を見ていて、照明・ライトの光が(「ライトの光」は重複か?)ちらついているのに気が付きました。これまでもいろんな場所で夜景を見ていて、その光が揺れていることに出会ったことがありますが、なぜ揺れているかを考えたことはありませんでした。
この「ちらつき」は「空気の揺らぎ」なのでしょうか?
光は直進性を持ちますが、空気の中を通るわけですから、その空気が揺れる=風が吹くと、直進しなくなるのではないか?それが「ちらつき」に見えるのではないか?
目がチラチラするのは、もちろん目のほうに問題があるケースもあるだろうけど、夜景の光が揺れるのは風のせいではないか?と思ったのです。
ほんまかいな。
あまり近いところの光は揺れない(ちらつかない)ですね、かなり離れたところの光は揺らめく(?)があったら、屈折率が変わって揺らめいて見えるのではないか?「蜃気楼」と似たような現象なのではないでしょうか?
言葉の問題ではないけど、疑問に思いました。
どなたか、詳しい方ご教示ください!
(追記)
1年ぶりの追記です。この季節は、光が揺らめくことが多いのでしょうか?やはり風が強くなるから?
こんなことを考えました。
「距離が近いと、光はまたたかない。空気がなければまたたかない?「またたき」は空気の揺れ、風により、光が屈折するのか?風は空気という物質の移動。これば気圧の差によって起こる。気圧の差は温度の差によって起こる。光、つまり光線は物質ではないが、物質の中を通過する際に、その物質の中の密度の影響を受けるということか?」
ありゃ。ほとんど内容が同じですね、1年前に書いたのと。「物質の密度」と「屈折率」との関係かな、ちょっと新しいのは。
(2013、1、15)
(追記2)
またまた1年ぶりの追記です。やはりこの季節は、またたく光が、気になるのかな?
鴨下信一『昭和十年生まれのカーテンコール』(幻戯書房)という本を読んでいたら、こんな記述が(90ページ)。
「音楽家の神津善行さんに聞いたモンゴルの草原の星の話だ。あそこでは水蒸気が地面からほとんど立たないので、星がまたたかないのだそうだ。」
ということは、やはり「星のまたたき」は「水蒸気=空気のゆらぎ」によるものなのですね!「かげろう」と同じか。蜃気楼とか。
「夜のかげろう」
ということですかね!
(2014、1、15)