新・ことば事情
4636「阪急三番街と17番街」
先週、大阪駅から阪急梅田駅に向かって歩いているときに目に入った看板を見て、「ハッ」と思いました。
「阪急三番街」
は「漢数字」で書かれていて、
「17番街」
は「洋数字」で書かれているのです。
これらはどちらも「地番」というよりは、
「固有名詞」
となっていますが、漢数字と洋数字の違いがあるなんて、何十年もこのあたりをウロウロしていて全然気付きませんでした。
これを逆にして書いてみると、どうなるか?
「阪急3番街」「十七番街」
うーん、あんまり違和感はありませんね。普段、意味が同じものは漢数字・洋数字、特に意識せずに見ているということなのでしょうか。
これが「人名」で、
「3島1郎」
とか、
「2村5郎」
となると、明らかにおかしいのですが、「番地」に関してはどちらの表記も存在するので、違和感を覚えないということかもしれませんね。