新・ことば事情
4571「新年らしい気温って?」
<今年(2012年)書いたように見えますが、実は「2年前」に出てきた言葉の問題です。当時は「ことば事情3948」のナンバーリングが。ということは約2年で「620」ぐらいの項目を書いたということですね。「1日1つ」よりは少しペースが落ちていますね。「1日1つ」なら「730」ぐらい書いてないといけないんだけど)
ウェザーニューズの担当者が書いてきてくれた「ミヤネ屋」の天気予報原稿に眼を通したら、
「あすは新年らしい気温で、最高気温は10度に届きそうです」
とありました。
「新年らしい気温」
って、何?と聞いたら、
「例年の1月の頭ぐらいの気温です」
とのこと。確かに「1月の頭」は「新年」だけど、「新年らしい」と言うと、(気象の専門家を除いた一般の人は)「例年の気温」のことよりも、
「新年(お正月)の行事」
を思い浮かべるのではないか?また、
「10度に届きそう」
という表現も、とっても天気の専門家らしいんですけど、一般的には、
「10度を超えそうです」
でいいのではないか?とアドバイスしました。
あれから、はや2年かあ・・・本当に早いねえ・・・。