新・ことば事情
4569「そろばん九段」
2011年10月21日の「ミヤネ屋」で、6歳の天才そろばん少女・凛音(りんね)ちゃんの話題を取り上げた際のこと。担当のナレーターさんから読み方の質問を受けました。それは、
「そろばん『九段」』の読み方」
について。つまり、「九段」の「九」は、「く」か?「キュウ」か?ということです。
将棋や囲碁なら、特に考えることもなく、
「くだん」
と読めばいいと思うのですが「そろばん」は微妙な感じがします。どちらでも間違いではないような・・・。
結局、この項目を担当したSディレクターからの要請で、漢字で「九段」と書いて、
「くだん」
という読みにしようということに。ところが!取材先のリポーターがVTRの中で、
「キュウだん」
と言っていたのと、天才そろばん少女・凛音ちゃんのそろばん塾の先生も、
「キュウだん」
と言っていたので、本番ではそれにあわせてナレーターさんも
「キュウだん」
と読みました。
原則、柔道とか剣道、書道など「道」の付くものは「くだん」ですが、それ以外は「キュウだん」「くだん」どちらもOKというところでしょうか。