新・読書日記 2011_236
『第九~ベートーヴェン最大の交響曲の神話』(中川右介、幻冬舎新書:2011、11、30)
「第九」と言えば、言わずと知れたベートーベン作曲の「交響曲第九番」。日本では年末によく演奏されますが、この曲がクラシックの中でも際立って独自の地位を築くまでの歩みが記されている。ベートーベンの死後、幾多の有名音楽家が、「第九」とどう関わってきたかについては初めて知ったことが多かった。たとえば、メンデルスゾーンやワーグナーは、「第九」を「ビアノ譜」にしていた!メンデルスゾーンは作曲以外に指揮、ビアノ、バイオリン奏者でもあった!などなど。
季節感とともに、ロマンを感じさせる一冊でした。
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