新・読書日記 2011_229
『ラーメンと愛国』(速水健朗、講談社現代新書:2011、10、20第1刷)
家の近くに「山頭火」というラーメン屋さんがあります。お店の人は作務衣を着て、日本手拭い(のようなもの)を頭に巻いています。職人さんふうです。こういった感じのラーメン店を、たしかに最近よく見かけるよな、と思っていたら・・・なんとこの風潮は、日本という国のあり方の流れに従ったものだと!そんな新しい視点から読み解いたこの本、シンプルなタイトルだが、なかなかコクがあって、しかもあっさりと旨味を出している、麺も歯ごたえがあって・・・と、ついつい書いてします。なんといっても目の付けどころが「よい」と思いました。
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