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『道浦TIME』

新・ことば事情

4515「包(パケ)」

 

佐々木譲の小説『警官の条件』(新潮社:2011920を読んでいたら、

「中から、小分けされた薬物らしきものが八包(パケ)出てきた。」393ページ)

という一文で、

「包」と書いて、

「パケ」

とルビを振った「助数詞」が出てきました。これはもちろん、

「パケット」

という英語からきた略語の読み方をあてたのでしょう。

「パケット通信」

「パケ」だな。これが中国語読みだと、

「パオ」

になるし、「日本語読み」だと、

「ホウ」「ポウ」

なので、日本語も中国語も英語も(たまたまでしょうが)、「包む」という意味の言葉の読み方は、

「パ(あるいはハ)行」

似ているのだなあと感じました。

 

(2011、11、22)

2011年11月25日 22:59 | コメント (0)