新・読書日記 2011_187
『ゴーマニズム宣言・国防論』(小林よしのり、小学館:2011、9、5第1刷)
小林よしのりのマンガ、ゴーマニズム宣言=ゴー宣は、もう20年ぐらい前に"卒業"したつもりだった。たまたま『SAPIO』を読んだら、昔は『SPA!』に連載していた「ゴー宣」がこちらに移っていた。例の独特のタッチの絵と、多すぎる文字。読んでみると、以外にもすんなり入ってくる。「これは、今なら読む価値があるかも・・・」と思って、今出ていた単行本である本書を購入。東日本大震災の後に書かれて部分も多く、現地取材に基づく話、そして大部分は「自衛隊の現状」について書かれたものだった。勉強になった。それにしても、自衛隊員の中のかなり多くの者が、この「ゴー宣」を読んだことがきっかけになって自衛隊に入ったらしく、それには驚いた。もっといろいろ読まないといけないよ。実は先日、防衛省の人に、今年の「防衛白書」についての説明を受けたところだったので、相乗効果で大変よくわかった気がした。
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