Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2011_210

『レコード芸術2011年12月号』(音楽之友社:2011、12、1)

 

わあ、何十年ぶりだろ、この雑誌を買うのは。表紙のマーラー特集(マーラ没後100年記念 レコードでたどるマーラー演奏の100 Part2)に惹かれて買いました。今年はマーラー没後100年、これまでに何度か「マーラー・ブーム」があったと。そしてそれぞれの年代で、代表する名盤がある、と。1980年代~90年代、私が惹かれて集めたのは、クラウディオ・アバドのマーラー全集。しかしこの雑誌の特集には、ほとんどアバドは出てこない...。197080年代の「マーラー・ブーム」は、フィッシャー・ディスカウの歌う歌曲『さすらう若人の歌』などがきっかけだったと書かれていて、「ああ、そうだったのか!」と思い当たるふしが。また小林研一郎指揮の東京交響楽団が198247日に演奏した『嘆きの歌』も出てきて、「あっ!」と思った!その演奏会、私もオンステしてたはず!大学合唱団同期の友人に確認したところ、たしかにその演奏会に出ていた。ふーむ、30年近くたって、自分も出演した演奏会のことが『レコード芸術』に載るとは思わなかった。本当にビックリしました。実は同じ年の10月に、マーラーの交響曲第8番『千人の交響曲』にもオンステして岩城宏之さんの指揮で歌った。これははっきりと覚えている。その岩城さんも故人に・・・コバケンこと小林研一郎先生は、なんと、きのう(11月28日)の日本経済新聞夕刊で、インタビュー記事(連載コラム)が大きく載っていた。なによりです。

 

 


star3

(2011、11、24読了)

2011年11月30日 21:24 | コメント (0)